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ゴールデンウイークあけの子どもの命を守れ!

令和初の10日間の大型ゴールデンウイークが明けました。

6日夜、品川区のマンションから中学2年男子が転落して、重体。7日早朝、埼玉県熊谷市の踏切では、高校2年生が電車と衝突して死亡。

長い休みが明けるとき、子どもの自殺が増える傾向があります。内閣府平成27年自殺対策白書では、18歳以下の自殺者は、夏休み明けの9月1日、新年度の春休みあけ、GWあけ等、学校の長期休業明け直後に多くなる傾向があると報告されています。

また、警察庁が平成30年における自殺の状況の中で、未成年の自殺の原因・動機は「学校問題」

が最多で、男子は、約4割にも上っていると報告されています。

学校の長期休み明けの直後は、児童生徒にとって生活環境が大きく変わるきっかけになりやすく、大きなプレッシャーや精神的な動揺が起きやすい時期と考えられます。小学校1年・中学1年は、特に環境の変化が大きいので注意が必要です。休み明けの子どもたちの命を守るために、子どものSOSを見逃さない、親と学校と地域の連携が大切です。

こどものSOS

「新年度、学校に居場所がなくなった」「部活がきつい」「死にたい」とGW前から相次いで子どもたちからSOSが寄せたれたと語るのは、不登校・ひきこもりの声を伝える専門紙「不登校新聞」いじめ問題も同様ですが、頭痛・腹痛・食欲がない・朝起きられない・等の体に変化が現れます。学校に行きたくないは、限界のサインですが、その前に、言葉でなく、体にサインが出てきます。

子どもの出す、体や言葉のSOSに、気が付くことが、命を守り、救う、大切な鍵です。

SOSが見られたときは、ゆっくりと、けれど、全力で、子どもの心と向き合う時間をとってください。何があっても、あなたのことは、全力で守るからとの宣言が大切です。

そして、無理やり、学校にいかせないで、休ませるという選択肢も必要です。

学校が死ぬほどつらい子は図書館へいらっしゃい!!

I f you feel like shooting yourself ,don’t cone library for help inslead.

米国の図書館に、ピストルを自分の頭に突きつけている男とその周囲に本がたくさん積まれているポスターにかかれたフレーズです。

それをある図書館の司書の女性が呟きました。すると、鎌倉市立図書館の公式Twitterに、13時間に40000回のツイートがありました。その女性は、図書館には本があり、問題解決のヒントや人生を支える何かがあるとメッセージをおくりたかった。とコメントしています。

学業という物差しだけでは測れない人生という道

この図書館の女性司書のメッセージには、学業という物差しだけでは測れない広い世界があるという

メッセージが込められているのではないでしょうか?学業不振は人生の中では一時的なもの。成績が良いということは、”入り口”では有利でも、”出口”において有利であることを保証していません。人生の早いうちから、人を図ることはできないのも事実です。人間関係も学校生活もクラブ活動も、一つの扉が閉じられても、また別の道が開かれるという、粘り抜く生き方を図書館の多くの良書から発見することも大切です。

生き抜く力を

自身もいじめ問題の経験がある、帰国子女の英会話学校を経営者Hさん。英会話とどんな環境の中でもセルプ・ヘルプの精神で生きるたくましさと多くの人に支えられている感謝の心を身に着けてもらいたいと不登校の子どもたちを海外で、キャンピングカーの体験学習を行っています。彼女に、いじめで死を選ぶことについて聞いてみました。

「アメリカでは、いじめられて自殺する人はいません。キリスト教の教育で、神から頂いた命を絶つことを決してしてはいけないことと教えられていますから。」と。

震災で、多くの人が死んだから、僕は生きると決めた。

これは、原発いじめで、何度も死を考えた男の子の手記です。

日本の若い世代の自殺は深刻で、15歳~39歳の各年代の死因の第1位は自殺となっています。こうした状況は国際的にみても深刻で、15~34歳の若い世代で死因の第1位が自殺となっているのは、先進国で日本だけで、その死亡率も他の国に比べて高いものになっています。

世界では、テロや戦争で、多くの子どもたちの命が失われています。そして、世界では約2億5000万人の子どもたちが武力紛争で被災した国や地域で今も生活しています。

けれど、日本は、戦争もテロもない、平和な国です。平和な国の一番安全が保障されていると思われている教室や学校で、尊い命が失われることがあってはなりません。その尊い命は、お父さんやお母さんや多くの命を繋いで、世界の多くの人々の平和の未来のために役立てる命です。

あなた一人の命ではありません。

相談する勇気を!

世界でたったひとりぼっちになった気分という言葉は、休み明けに命を絶ったある男子生徒が生活ノートに書いていた言葉です。

どうか、ひとりで悩まないでください。あなたはひとりではない。あなたの命を心を未来を守りたいと願う大人がいることを知ってください!どうか、勇気をだして、相談してください。

メール相談窓口 :ijimezerokurioka@gmail.com


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