高校無償化で関西の中学受験が活況 ライト層の増加で2026年入試の受験率は過去最高へ

11月25日産経新聞教育記事では、「高校無償化で関西の中学受験が活況　ライト層の増加で2026年入試の受験率は過去最高へ」と報道しています。

記事によりますと、近畿圏で中学受験が過熱し、過去最高を更新した令和7年入試を上回る。その理由は、大阪府の高校授業料の無償化・私立中の職業体験やカウンセリングなどのキャリア教育や長期の海外研修などの公立にはない魅力的な学習環境にあると分析しています。

10人に1人が中学受験をしている現状で、従来は、早くから進学塾に通って難関校を目指す層に加えて、中学受験を考えていなかった”ライト受験者”が、参戦している。

大学受験も影響し、英数の試験に加えて、面接・論文・プレゼンテーションなどの総合選抜型入試が増え、私立大では、年内入試で、12月には合否が決まるため、人気で、

大学入試を見据えて、ICT教育や探究学習に力を入れる私立中学・また、私立中高一貫校への受験が過熱しているようだと報道されています。

私立への中学受験が過去最高になる一方で、大阪府では、公立の伝統校への倍率が相次いで、1倍を下回る事態も起こり、地域の進学校として、根強い人気校でも定員割れを起こし、近隣私学への志願者が流出し、目だった特色をアピールできない府立高は選ばれにくいという危機感が公立高校側にあります。

高校の無償化が様々な受験環境に影響を与えています。今後の動向を見守り、将来の人材を担う子どもたちにとって、よりよい教育環境をとは何かを考えたいと思います。